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陸王  著:池井戸潤

小説
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[内容紹介]


勝利を、信じろ――。

足袋作り百年の老舗が
ランニングシューズに挑む。

埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は
百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。

といっても、その実態は従業員二十名の零細企業で
業績はジリ貧。

社長の宮沢は
銀行から融資を引き出すのにも苦労する日々を送っていた。

そんなある日
宮沢はふとしたことから新たな事業計画を思いつく。

長年培ってきた足袋業者のノウハウを生かした
ランニングシューズを開発してはどうか。

社内にプロジェクトチームを立ち上げ
開発に着手する宮沢。

しかし、その前には様々な障壁が立ちはだかる。

資金難、素材探し、困難を極めるソール(靴底)開発
大手シューズメーカーの妨害――。

チームワーク、ものづくりへの情熱
そして仲間との熱い結びつきで
難局に立ち向かっていく零細企業・こはぜ屋。

はたして、彼らに未来はあるのか?



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