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「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本  著:安田峰俊

ノンフィクション
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[内容紹介]

「ルームメイトは逃亡しました」

国からは「高度」と見なされない、圧倒的多数(外国人労働者)の世界。



日本政府をはじめ、公的機関が使用している言葉、「高度外国人材」

「高度」な人材がいるということは、国の定義とは真逆の属性を持つ人材も存在するはずだ。

それは、「(年齢だけは若いかもしれないが)学歴・年収が低く、日本語はろくに喋れず専門知識もない、非熟練労働に従事している」人たちといえる。

しかし、日本社会は彼らにこそ強く依存しており、必要としているではないか。

生身の「“低度”外国人材」は、紋切り型の報道のなかで語られるような、絶対的な弱者や被害者たちの群れではない。

ましてや、陰謀をたくらむ存在でもない。

そもそも中国は経済成長をとげ、稼げない日本に見切りをつける中国人は多く、外国人労働者の主役はベトナム人に移行している。

われわれは記号としての弱者や敵を想定していたのに、いたのは人間だった。

3年にわたって中国、ベトナム、日本各地を回り、生身の姿に迫ったディープルポ。


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