ウイルスの意味論 生命の定義を超えた存在 著:山内一也 医学・薬学 2020.04.112021.07.03 医学・薬学 おすすめの書籍 [本ページはプロモーションが含まれています] [内容紹介] ウイルスとは何者か? その驚くべき生態が明らかになるたびに、この問いの答は書き替えられてきた。 ウイルスは、数十億年にわたり生物と共に進化してきた「生命体」でありながら、細胞外ではまったく活動しない「物質」でもある。 その多くは弱く、外界ではすぐに感染力を失って“死ぬ”。 ただし条件さえ整えば、数万年もの凍結状態に置かれても、体がばらばらになってしまったとしても“復活”する。 ウイルスの生と死は、生物のそれとはどこかずれている。 一部のウイルスは、たびたび世界的流行を引き起こしてきた。 ただしそれは、人類がウイルスを本来の宿主から引き離し、都市という居場所を与えた結果でもある。 本来の宿主と共にあるとき、ウイルスは「守護者」にもなりうる。 あるものは宿主を献身的に育て上げ、またあるものは宿主に新たな能力を与えている。 私たちのDNAにもウイルスの遺伝情報が大量に組み込まれており、一部は生命活動にかかわっている。 ウイルスの生態を知れば知るほど、生と死の、生物と無生物の、共生と敵対の境界が曖昧になっていく。 読むほどに生物学の根幹にかかわる問に導かれていく一冊。 ▼ 詳細はこちらから ▼ ウイルスの意味論 生命の定義を超えた存在posted with ヨメレバ山内一也 みすず書房 2018年12月15日 楽天ブックス楽天koboKindle 紀伊國屋書店 ebookjapan