夫のちんぽが入らない  著:こだま

エッセイ






[内容紹介]


いきなりだが、夫のちんぽが入らない。
本気で言っている。

交際期間も含めて二十余年
この「ちんぽが入らない」問題は
私たちをじわじわと苦しめてきた。

周囲の人間に話したことはない。
こんなこと軽々しく言えやしない。

何も知らない母は

結婚して何年も経つのに子供ができないのはおかしい。
一度病院で診てもらいなさい。
そういう夫婦は珍しくないし
恥ずかしいことじゃないんだから

と言う。

けれど、私は「ちんぽが入らないのです」と
嘆く夫婦をいまだかつて見たことがない。

医師は私に言うのだろうか。

「ちんぽが入らない? 奥さん、よくあることですよ」と。

そんなことを相談するくらいなら
押し黙ったまま老いていきたい。

子供もいらない。

ちんぽが入らない私たちは
兄妹のように、あるいは植物のように
ひっそりと生きていくことを選んだ。



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